NO262.ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセス-札幌カウンセリングこころの相談所 心理カウンセリングと心理学
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスについてというテーマです。今回は、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスについて札幌『カウンセリング こころの相談所』がご説明します。

NO262.ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセス

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO262

 

今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスについてご説明します。

 

ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスは、以下の6つです。

  • 「今、この瞬間」との接触(今、この瞬間のみに存在する)
  • 脱フュージョン(違う存在の新しい自分で物事を捉える)
  • アクセプタンス(受け容れて、とりあえず置いたままにしておく場所を用意しておく)
  • 文脈としての自己(違う存在の新しい自分で今までの自分を客観視する)
  • 価値(自分の人生にとって何が価値があるのかを知っておく)
  • コミットされた行為(自分の人生にとって価値がある行動を積み重ねていく)

 

「今、この瞬間」との接触(今、この瞬間のみに存在する)

「今、この瞬間」との接触では、心も体も「今、この瞬間」、幸せを感じられている瞬間に全意識、全感覚を向け、[注目]の全てを向ける『時間』を作ります。
つまり、幸せに感じられる《現在》(現実)にのみ[注目]し、ネガティブな《過去》(想起)やネガティブな《未来》(予想)を完全に切り離す『時間』を作るということです。
そのため、今この瞬間に幸せに感じられる《現在》(現実)に[注目]し、今この瞬間に幸せに感じられる《現在》(現実)に【五感】をフルに使い、ポジティブな[情報]を集め、それをポジティブな【思考】で[解釈]し、[注目]の全てを向けることで、ポジティブな【気分・感情】を獲得していき、それを『心のエネルギー』にして、ポジティブな【行動】を実行していき、『成功体験』を蓄積していきます。
これを『習慣的』に『反復』していくことで、ポジティブな『アンカー』が作られていきます。
そして、これを『習慣的』に『反復』していくことで、『無意識』により『プログラム化』され、自然と『感覚的』におこなえるようになっていきます。
これは、『問題の回避』の対処法に当たり、『ストレス(問題)を回避する対処法』です。
これにより、『心のエネルギー』は、蓄えられていくでしょう。

 

脱フュージョン(違う存在の新しい自分で物事を捉える)

『脱フュージョン』とは、[今までの自分]から[新しい自分]を切り離して、作り出すことです。
[新しい自分]は、あくまで[今までの自分]とは切り離された存在なので、過去の体験やそれによって作られた不安や恐怖などのネガティブな【気分・感情】やネガティブな【思考】、ストレスによる【身体反応】は持っていません。
『脱フュージョン』で気を付けなければならないことは、[今までの自分]と[新しい自分]はつながりがなく、完全に切り離された存在に作り上げていくためのことを『継続的]におこなっていくことです。
この方法は、『マインドフルネス認知療法』に当たります。
[今までの自分]でストレスを過剰に感じている場合は、『脱フュージョン』の時間を増やす必要があるでしょう。
これは、『問題の回避』の対処法に当たり、『ストレス(問題)を回避する対処法』です。
これを上手に活用することにより、『心のエネルギー』は、蓄えられていくでしょう。

 

アクセプタンス(受け容れて、とりあえず置いたままにしておく場所を用意しておく)

『アクセプタンス』は、『受容』という意味です。
『ネガティブな要素』を手に持ったままでは、ストレスを『継続的』に感じてしまい、『心のエネルギー』は蓄えられていきません。
なので、『ネガティブな要素』は、自分の中で箱を用意し、その箱の中にとりあえず入れて、置いたままにして置きましょう。
ガソリンの入っていない車は動きません。
例え、フェラーリを用意しても、ガソリンが入っていなければ動きません。
『心のエネルギー』を補充する『時間』をスケジュールに入れておかなければいけないということです。
『アクセプタンス』がないと、『「今、この瞬間」との接触』や『脱フュージョン』などにも悪影響を与える場合があります。
これは、『問題の回避』の対処法に当たり、『ストレスを回避する対処法』です。
『アクセプタンス』だけでも、『心のエネルギー』は蓄えられていくでしょう。

 

文脈としての自己(違う存在の新しい自分で今までの自分を客観視する)

『脱フュージョン』(マインドフルネス)が前提となり、次の段階が『文脈としての自己』となります。
『文脈としての自己』とは、『脱フュージョン』した状態で、[今までの自分]を客観視する『問題の解決』の対処法です。
これにより、[今までの自分]に対して、違う新しい【気づき】が見つかるでしょう。
自分は何を【五感】で感じ、【思考】でどのように解釈しているのか、何を想像しているのか、それにより、どのような【気分・感情】になるのか、それにより、どういう【行動】をとっているのかなどが分かるでしょう。
そうしたら、自分は何を【五感】で感じれば良いのか、【思考】でどのように解釈したら良いのか、何を想像した方が良いのか、それにより、どのようなポジティブな【気分・感情】を得られるのか、それにより、どういうポジティブな【行動】をとることが可能なのかなどが分かってくるでしょう。
ただ、『文脈としての自己』は『問題の解決』の対処法なので、『ストレス』を感じる可能性があります。
その時は、前の段階の『脱フュージョン』に戻り、『心のエネルギー』を蓄えましょう。

 

価値(自分の人生にとって何が価値があるのかを知っておく)

『チャンクアップ』して【注目】して、自分の人生という大きな《括り》で自分自身が『ポジティブ』で『幸せ』になる『価値』について、ひたすら考える時間を作ります。
そのように、自分の人生という大きな《括り》で自分自身が『ポジティブ』で『幸せ』になる『価値』について、【思考】をどんどん膨らませていくことで、ポジティブな【気分・感情】になっていくでしょう。
自分人生にとっての『価値』を知っていくということは、自分はどのような『欲求』を持っているか、[現在]・[未来]に向けて満たしたい『欲求』は何か、または、[過去]にどのような『欲求』を満たされたかったかを知ることです。
過去の一部の満たされなかった『欲求』という小さな括りに【注目】せず、それを包括するこれから無限に広がる[現在]・[未来]に向けて満たしたい『欲求』に【注目】する時間を増やし、習慣づけましょう。
そうしていけば、自分の人生という大きな《括り》で自分自身が『ポジティブ』で『幸せ』になるには、どういう【行動】をすれば良いかが分かってくるでしょう。
そうすることにより、価値のある【行動】に向かう『心のエネルギー』は、蓄えられていくでしょう。

 

コミットされた行為(自分の人生にとって価値がある行動を積み重ねていく)

『価値』のプロセスで考えた、自分の人生にとって『価値』のある【行動】を実際の人生の場面で、どんどん【行動】をして、ポジティブな【行動】の経験を積み重ねていきます。
自分の人生にとって『価値』がある【行動】を積み重ねていくことで、『成功経験』が積み重なっていき、それは、『幸せ体験』として、その『エピソード記憶』は『感情記憶』と『五感記憶』に結びついて『記憶』されていくでしょう。
そうすることで、『幸せ体験』の『記憶』が増えていき、『幸せ体験』を『想起』することが多くなるでしょう。
ただ、『気分一致効果』により、ネガティブな【思考】、ネガティブな【気分・感情】だと、ネガティブな『体験』を『想起』してしまいますので、気を付けてください。
これは、『問題の回避』の対処法に当たり、『ストレス(問題)を回避する対処法』です。
『コミットされた行為』を積み重ねていくことにより、『心のエネルギー』は、蓄えられていくでしょう。

 

札幌『カウンセリング こころの相談所』のご案内

ACTの6つのコアはどれも重要なものですが、特に『価値のある欲求』と『コミットされた行為』が大事であると考えます。
『価値のある欲求』と『コミットされた行為』の2つは他の要素を達成できて、辿り着くことができる目指すべき目標であると考えます。
まずは、『価値のある欲求』を見つけていくことが大事ですが、札幌『カウンセリング こころの相談所』は、『価値のある欲求』=『あるべき欲求』×『したい欲求』だと考えています。

 

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